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カミーノの旅・フォンセバトンは魔犬の村!?

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ラバナル・デル・カミーノの癒されるような山村を後にして向かったのは、その日の宿泊地のフォンセバトンだった。ラバナルから5.8kmのところにある山の中の村。村と言っても、ごく最近にまた村として復帰した廃村だった。復帰した理由は、カミーノを歩く巡礼者が多くなったこと。カミーノの中でも、世界遺産になった『フランス人の道』は、とりわけ巡礼者が多くなり、私が歩いた9~10月は本来なら夏に比べて人数が減って行くものらしいが、今年は夏並みに人数が多かったそうだ。レオンから、満員のアルベルゲ(巡礼宿)が多かったと聞いた。そんなわけで、この廃村だったフォンセバトンも徐々にまた村として復帰中。

村の中の道は、舗装されていないので、雨が降ると泥んこ道。いたるところに新しいアルベルゲとかが建設中であった。それと古い廃屋が合わさって、不思議な村だった。着いたときには、空は雨雲と青空と言った具合にどっちつかずの天気であったし、歩いているうちによく聞いた、以前危ない犬たちがいた(巡礼者を襲う)村が実はこのフォンセバトンだということが、ようやくわかった私。パウロ・コエーリヨも、このフォンセバトンを『魔犬の村』と彼の小説の中で書いていたそうだ。

さて、その魔犬の村、フォンセバトンに向けてラバナルから向かったときには、晴れていた。山の上り道が続く中、ラバナルからすぐのところで、スェーデン人のシグリッドに出会った。金髪と青い目の彼女は、北欧の女性だとは思っていたけれど、スェーデン人だとは思わなかった。今まで出会った北欧系は、フィンランド人とアイスランド人だけ。歩くペースが同じだったので、フォンセバトンまで山道を一緒に歩いた。彼女がいてくれて、よかったと思う。やはり、山道をひとりは昼間でも怖いかも。

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でも、途中で別の巡礼者のカップルに会った。ここは放牧した牛の水飲み場。常に新しい水がパイプから出ていました。肝心の牛さんたちは見かけず。

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だんだんと見晴らしがよくなって行った。

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これは全然、急には見えませんが、とても急です。だから写真を撮ったのです!(笑) ここまで来ると、20km以上、それもその日は上りばっかりだったから、足がかなりガクガク。だから、小さな小石にでもつまずいた。もう少しと自分を励ますし、何よりもシグリッドがいてくれるのが助かりました。彼女とたわいないおしゃべりをしているうちに、だんだんとフォンセバトンに近づいて☆

一番最初の画像の木の十字架が村の入り口。ここからさらに歩いて行った。自分が泊まるアルベルゲが見つからない~!とうとう、一番上の村はずれに行っても見つからずに、下りてきたところ。シグリッドは、途中、ステキな感じのアルベルゲに泊まることに。

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こうなったら、土地の人に聞かなくては。と、思っても、誰も歩いていない!そうそう、土地の人と言っても、ここは巡礼者のために存在するような村だから、一般の土地の人は住んでいないのですね。

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フォンセバトンの唯一のお店。巡礼者のために様々なグッズから、食料品まで揃えてある便利なお店。もちろん、ちょっとしたバルになっていて、軽食も食べられるところ。もちろん、中は巡礼者で一杯でした。ここで、聞いてみたら、なんと村の入り口の左側にあるらしい。

言われたところには、レストランがあり、そこを突き抜けて反対側がアルベルゲ。連れられて行ったところは、地下!なんとここは半地下に部屋からシャワー&トイレまである、ちょっとおどろおどろしいアルベルゲ。おそらく建物はきちんと改装してあるので新しいのだけれど、部屋の空気がよどんでいた。それに地下室で太陽の光も普段から入らないから、2段ベッドも怖い。何か(南京虫とかダニとか)いそう~!(苦笑)

でも、ここで予約を取っていたし、自分のリュックも送ってあったし、宿の人もいい人なので心を決めました。シーツがなんとなくねぇ... さっそく寝袋を広げて、シャワーしに。そのシャワー室も狭くて私に大変だったら、欧米人のビッグサイズの人たちはどうするのだろう?と思えた。天気は悪いけれど、洗濯して、地上階にある薪ストーブの前の洗濯物干しにぶらさげてから、外を探索。

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どうやら隣は、レストラン?でもその裏手のこの建物は何?と思っていたら、これはこの地方の昔ながらの建物。

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その手前で、魔犬ならぬ、おとなしい犬が2匹。恐る恐る近づいてみたら、しっぽを振って歓迎してくれました。触ったし。

そしてレストラン側に回ってみたら、フランス人の巡礼者の男の子が、「ここは最高だから、ここで食べたらいいよ~!」と教えてくれたので、そのときは一杯だったから、後から夕食に来ることに。だけれど、夜の7時までしかやっていないので頭に入れて☆

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ここがそのレストラン。左奥が私が泊まったアルベルゲ。実はここのシングルやツインルームは、2階でとても清潔できれいだったらしいです。値段を聞いたら、それなりに。泊まった2人に出会ったので聞いてみました。やはり、お金次第~♪(笑)

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廃村なので、いたるところにその面影が。

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ここも誰かのうちだったのでしょう。今は、カミーノの黄色い矢印が。

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一瞬晴れた!誰かテントで今日は宿泊する??? でかいワンコが2匹いたので、見に行こうとしたら、カナダ人のカップルが、「魔犬の村だから、犬にはむやみに近づかない方がいいよ」と親切にも言ってくださったので、止めときました。

夜は、このカップルと近くの修道院系のアルベルゲのミサに参加することに。クリスチャンではありませんが、チャンスがあればミサに参加しました。やはり900km以上も女一人で歩くとなると、神様のご加護が必要でしょう!?(笑)

そういうしているうちに5時半すぎたので、早めの夕食に。

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レストランの中は、中世のバルという感じ。

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私が昼下がりに見たときには、ここもたくさんの巡礼者がいましたが、今は、こちら側は誰もいな~い!

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このキャンドル!本当に中世のバルという趣に、見惚れてしまいました。私の他にアメリカ人女性2人、先ほどあったカナダ人2人と昨日出会った韓国人の若い男子2人だけ。一人で座るのも何なので、アメリカ人女性に断って一緒に座らせてもらいました。

何頼もう~!?

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アメリカ人のペギーとナンシーが食べていたのは、メインの鹿肉。彼女たちはフィッシュスープとサラダを半分ずつして、これも半分ずつなんですって。量がすごく多い。一人では食べられないと判断した私は、肉だけで300gもあるペルグリーノ・ハンバーガー(巡礼者のハンバーガー)にすることに。

待っている間におしゃべりしながら、彼女たちが勧めてくれたので、この鹿肉を。見かけは?だけれど、すご~く美味しかった!素材もいいし、何よりもシンプルだけれど、美味!!!おかわりしちゃいました。

で、待っている私に、

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パンもホームメイド。ボリューム、半端なし!味も半端なし!今まで食べたハンバーガーの中で一番おいしかった。ところが300gの肉なので、4分の3食べたら、苦しい~!もったいないので、また究極の策。また中身だけ食べました。

デザートは無理なので、お茶だけをと思い注文すると、隣ではチーズケーキを注文した。

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このチーズケーキの量、信じられないでしょ?結局、私も助け船。なんて言ったら、みんなで一口食べるなり、!となった。あまりにもの美味しさに涙!は大げさにしても、それほど美味しかった。それも、もうハンバーガーが喉から出そうなぐらいに苦しかったのに、このチーズケーキのこの世のものと思えないほどの美味しさに、最後の一口までもらいたかったぐらい。もちろん最後の2口は遠慮しておきましたが☆ 自分で1個頼めばよかったと思ったけれど、7時のミサに間に合うように急いでいたので、そこでジ・エンド。お茶も素晴らしかった。ここの料理人、只者ではないと思いました!シンプルなのに、こんなに旨いなんて☆

このチーズケーキ、再現してみたい~!!!今までで、食べたチーズケーキの中でやはり一番おいしかったから。配合は、なんとなくわかると思う。ただ、このチーズは、この地方のチーズだということだし、同じように出来るとは思えないけれど、きっと美味しいのが出来ると直感的に判断♡ プリンみたいにカラメルを作ってから焼いてある感じ。

7時のミサに間に合って、20分の短いミサに出席して部屋から出たら、なんとそこにはミャンフンとヨンオがいた!この2人と先ほど会った若い韓国人男子2名と韓国人4人は、ここに泊まっているとのことだった。またね~!と言いながら、強風の中、私たちのアルベルゲへ。なにもやることのない場所なので、早めにベッドへ。そして、その夜は、世にもおどろおどろしい悪夢で悩まされて朝2時半に目が覚めた~!

それは、自分の過去と、そして後天的な性格が発する怖い夢~!今晩、時間があったらMOREに悪夢を書いておきます。きっとこれが、自分のこのカミーノの転換期になったから。ここから、少しずつ癒されたり、開眼したり。魔犬の村でのいろんな体験が、きっと私の過去を開放して浄化してくれたに違いないと思う。
あの日の悪夢は、今日考えると、怖くも様々なことを教えてくれた夢だった。私はビビッドな夢を見る。それもすべてカラーなので、悪夢の場合、大変怖いことがある。ここに書く意味はないし、個人的で不快な内容だからこれは自分の戒めとして書くつもり。

夢の中で私は、ある店に行ってそこの店員と友達のように仲良くなった。
そして、私が必要としているものがある場所を彼女が知っていて、そこへ仕事の後で連れて行ってくれることになった。その会話はその店でなされて、店主もその会話を聞いていた。彼女の仕事が終わると、その場所へ一緒に向かった。その場所は、森の中であった。森の入り口に何軒か、うちがあって森の中も明るい感じがした。私の欲しいものが見つかって、その後はある廃屋の前のポーチで休んで、彼女とおしゃべりをしていた。

そこへ現れたのが、ひとりの男性。話が滑らかで、人当たりが良さげな人だった。しかし、話しているうちに、私は彼が邪気を持った人間だということが分かった。一緒にいるとよくないと判断した。そして、友達に「もう遅くなるから、帰りましょう」とさかんに話しかけたけれど、彼女は彼との会話に夢中で、「もう少しいたい」と言った。私はよく考えてみて、彼女は大人だし、善悪の判断は彼女でも付くだろうと思った。それに何度も彼女のことを心配して「帰りましょう」と誘ったけれど、彼女はそうしたくなったから、自分で居残ることに決めたのだ。この近くの森の入り口には家々も何軒かあるし、いざとなったら大丈夫だろうと思ったからでもある。

私は実際にその人の意見は仮によくないと思っても、それは私の判断基準であって、私が間違っているのかもしれないと思う方だ。それなので、最終的には、その人の判断と良識に委ねるというスタンスでいる。つまり、短い言葉で言えば、「彼女(彼)の意見は尊重する。でもその結果は私には無関係」というもの。

つまり、あくまでもお互いに自己責任で行きましょうという考え方の持ち主である。

だから、夢の中でも、友達に何回も遅いから帰りましょうと言ったけれど、彼女はそこにいたいと答えたので、私はひとりで帰ることに決めた。自分で自分の身を守るのは当たり前。その判断は自己責任だと思って帰って行った。

その夜に、彼女の両親から電話をもらった。彼女が電話にも出ないし、うちに戻らないということだった。友達が勤めるショップに電話してみたら、店主が私なら、彼女の居場所を知っているかもしれないとの答えが返って来たそうだ。私も途端に心配になった。そして、夢の中で、その日の午後のシーンがありありと思い出された。果たして私の取った行動はよかったのだろうか?と。

友達の両親と最後に彼女といた森の廃屋へ、すぐに一緒に行くことになった。車で向かう道すがら、後悔の念でいっぱいになった。彼女が嫌がっても、一緒に戻って来るべきだったと。

そして廃屋のポーチで見た光景は、すごかった。あたり一面、赤い色に染まっていた。まるで動物に引き裂かれたかのようだった。

そこでハっと目が覚めた。ああ、ここは魔犬の村だったと、今更ながら思った悪夢。

この夢は書くとバカらしい。だけれど、私に2つのことを教えてくれた。

ひとつは、「もう、私には無関係」と思うことはやめようということ。私の周りに縁あっている人は、大切な人たちだ。だから、もっと人にはおせっかいなぐらいに感心を持ちなさいということだと思えた。

この夢以来、様々な面で、「私には無関係」と思える時があると、さっとそれを打ち消して、「さて私に何が出来るだろう?」と考えるようになった。そう思わずにはいられないほど、不気味な夢で怖かった。

そして、この夢のことを考えていた今朝のウォーキングの時。もっと違った意味合いをこの悪夢に見出した。

もしかしたら... ある意味、昔のカルマを捨てるべき意味合いの夢だったと判断できた。それは私と母の関係だ。母は私が子供の時から、彼女の取った行動により、私に「私には無関係」と学ぶようなことをして来た。それは子供の私には大変失望の連続だったので、自然と自分の心の痛みを緩和させるために、「私には無関係」と唱えることを覚えた。「私には無関係」と思うことによって、そのころ覚えた心の痛みから逃れて来たのだと、今朝になって悟った。

なんだ、そういうことだったのか!と妙に納得がいった。

夢の中の『友達』は実は母だった。子供にとって母親は神様だ。その神のような母親から味わった失望は、自己確立するうえで、「私には無関係」と信じる必要があったのだ。でも、もう「私には無関係」と思う必要はないと心から思えたからの悪夢だったのだ。

実際にその夢以来、おどろおどろしい夢にも関わらず、自分の心が奥底からフリーになった気がした。そこから、自分自身を無条件で受け入れ、どんな自分でも好きだと心から思えるようになっていった。そこからのカミーノの行程は、自然とヒーリングの旅となり、ありのままの自分を受け入れ、物事に動じない自分に変化していった。小さいころ、「大丈夫!」と言ってくれる人間が私にはいなかったのだけれど、そのころから自然といつも、「大丈夫!」といつも心底思える自分に変わって行った。

あの夢は、私の過去と心を囚われの身から解放する夢だったのだ。そして、もっとCompassion(思いやり)を持ちなさい、との意味合いも持つ夢は私に2つのことを教え、解き放つものだと言える。


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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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