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カミーノの旅・ヘレリアス(Herrerias)へ。

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ヘレリアスの村は、もう少し。その前にまたRuitelanという村があるから、そこでランチと薬局へと思っていた。そのころには、イラーゴ峠での無理がたたって、左ひざに時折、激痛が走るようになっていた。カミーノで一番お世話になったお店は、私の場合、薬局だった!(笑) Vegaの村で、ランチをパスしていたし、1時半すぎていたので、もうそろそろと思っていた。カミーノを歩き始めて、30日目。

何か違うランチがいいなと思っていた。スペインは、今回、私が通過した地域は食にバラエティーがなかった。スペイン留学をしていたフィンランド人のマリが、「ガリシア地方になったら、海に近いし、美味しいものが食べられるからそれまでの辛抱よ!」と言ってくれたので、ガリシア地方になって、私はとても喜んだ。ところが、あまり変わらない。今日もランチはパスかも、と思っていた。

巡礼の旅で、食に執着するのは何?という感じだけれど、宗教的理由から歩いているわけではなく、私は歩きたいから歩くという理由でのカミーノだったので、食いしん坊だし、食には大きな期待と関心があった。旅の醍醐味は食べ物も大きなウェイトを占めている私。でも、こうだから、ほんのたまに実に美味しい食にありつけると、本当に幸せを感じた。

食材を買うのでも、それを使い切るのも、無駄が大きい一人旅。冷蔵保存が必要なものはリュックに詰めて歩けないし、やはり一人旅でご飯を作るのは不経済。なので、私は外でご飯を食べていた。だいたいパターンが決まっていて、朝食は、パン(エネルギーの素の炭水化物)、Cala Cao(ココアベースの粉末を入れる牛乳で、タンパク質とカルシウム)、これに搾りたてのオレンジジュース(ビタミンC)と他、フルーツ。ランチは、だいたいがサンドウィッチ(パンそのものとハムとかチーズとかの1点だけがごっちゃり入っている)か、ジャガイモだけが入ったトルティージャ(スペイン風オムレツ)、フルーツとソフトドリンク(歩いた後のシュワシュワ感がたまりません!)という極めて偏った食事と、夕食は巡礼メニューで、野菜が極端に少ないから、決まって前菜にミックスサラダ(レタスとトマトとオリーブとか)、メインが肉(魚は冷凍品で極めて粗悪)に付け合わせはフレンチフライ(これしかない!!!)、デザートが選べるのだけれど、途中から少しでもヘルシーなヨーグルトをいつも選んだ。これが毎日続くのだ。首にはアトピーが現れ、鼻の頭には赤い吹き出物(ニキビ)と、『真っ赤なお鼻のトナカイさん』状態になっていた。私はルドルフ~♪なんてね。

20~38kmも1日に歩くのだから、体が資本で食べないともたない。カミーノはベジタリアンにはかなり厳しいと思う。

だけれど、体は野菜を欲していたので、何かニンジンとか、いんげんとか、そんなものでいいから食べたいと思っていた。

ルイテランの村の入り口に、バルを見つけた。

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ここのテラス席に、顔見知りが座っていてランチを食べていたので、吸い寄せられるように入って行った。それも看板には『スープ』の文字もあったので、ワクワクしながら。中にいたデンマーク人の巡礼者の女性とお話をしながら、しばし時間を過ごした。

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カウンター越しに店の主人にメニューを聞いてみたら、スパゲッティ・ボロネーズ、サンドウィッチ、トルティージャ。スープはありますか?と尋ねたら、奥のキッチンで調理係のおかみさんに聞いてくれた。レンティル(レンズマメ)のスープなら作れるらしい。外の席で、出来上がるまで待っていることにした。

外のパラソルの下で、心地よい風を楽しみ、小川のせせらぎ、おひさまの優しい日差しを感じで、穏やかな午後。運ばれた来たスープ皿を見たら、かなり大きい。4.5ユーロで、パンも付いたら今までの経験上、バッチリかも、と思っていた。

何もかも透明で、穏やかな幸せな午後。満ち足りた時間。

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店のご主人が、喜々として持って来てくれた鍋の中にスープが入っていた。それをお皿によそってくれ、鍋ごとテーブルに置いて行った。中を見たら、まだたくさんあった。結局、このスープ皿に3杯分!これで、4.5ユーロってすご~く安い。足りないかとバナナを頼んだけれど、食べられなかったので、お持ち帰り。

レンズマメのスープには、緑黄色野菜がゴロゴロとたくさん入っていた。このスープを見た巡礼者が2人も同じスープを注文していた。野菜ばんざ~い!

うれしくなって、ふと周りを見たら。なんと、椅子も、テーブルも、ナプキンホルダーも、そしてパラソル、店の外看板まですべて、”Mahou"と書いてあった。Mahouはスペインのビールの名前なんだけれど、日本語で読めば、『魔法』。ああ、これはほんとに魔法だね!と思う。前の村でランチのために入って行ったカフェから注文せずに出て、ずっと歩いて来た。この前で、顔見知りの巡礼者とあいさつをしたから、このバルに入ってみた。

あまりにも気持ちの良い午後、幸せに座って外の自然のマジック(魔法)を楽しんでいたら、あれほど望んでいた『野菜』がゴロゴロとたくさん、スープに化けて目の前に運ばれて来た。それも大変おいしくて、それだけでラッキーなのに、さらに2杯分も入っていた!これが魔法じゃないとしたら、一体何?

ハッピーなことって、いたってシンプル。十分に『魔法』をかけてもらってハッピーな私はすでに2時を回っていたけれど、残りの道を元気に出発♪

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何気ない山の中の村々は、自然の中に調和して、そのたたずまいが時間の流れを止めてしまったかのような風体だった。この家の前には、クルミが大量に天日干しされていた。

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ある農家の庭には、10月を過ぎたのにひまわりが。スぺインで見られてうれしいな~!

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川がカミーノ(車道だけれど、のどかで美しい)の左側を流れていて、清らかな川音と素晴らしい風景を作っていた。

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小さな集落に、古びたチャペルがあった。中に行ってみると、開いていた。

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なんて居心地のよい祭壇なのだろう!優しい感じがして、しばらくベンチに座っていた。

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今日もラッキー!すべての村々の教会が開いていて、クレデンシャル用にスタンプがそれぞれ用意してあって、たくさん押せた!

そのまま山道を歩き、左側の川の近くにレストラン&ホテルを見た後に、ヘレリアスの村に到達した。村は左側に入っていく。

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まずは村の入り口に、ペンション&バルを見た。ステキ!

左側に牧場があった。

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のどかに牛たちが草を食んでいた。

林を通り抜けると、川に橋があって、それを渡って村へ。

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ヘレリアスの村は、カミーノの両脇に広がっていた。右側は主に牧場や野原、川があって、すぐに小高い丘が広がっていた。

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かなり細長い村。いろんなアルベルゲを通り過ぎ、民家を通ってかなり進んだ。けれど、私のペンションが見つからない。ちょっと心配になったころに、ありました。

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外の席に座っていた、このドイツ人のおじいちゃんとお話ししていたら、明日は雨になるらしい。知ってはいたけれど、やはり山越えに雨と聞くと、ちょこっとドキドキ!

ペンションは、この建物の左奥の2階にあった。

私の部屋は窓を開けると、こんな風景があった。

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宿のすぐそばを走る小川。あまりにも水が透明過ぎて、2階から見ても非常にきれいな水だった。聞こえて来るのは、この小川のせせらぎと、そして時折鳴く牛の声だけ。

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きれい~!いつものように、まずはシャワーを浴びて、洗濯をして、バルへ行ってみた。おかみさんが、「この村にはオセブレイロの頂上まで馬で運んでくれるサービスをしている馬場があるのよ」と話してくれた。もしかしたら、午前中に見かけた看板のところ!?

冷たい飲み物でリフレッシュしてから、村の散策へ。

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バルを出たところの向かい側には、古びた洗濯機が1台。捨てられて朽ち果てているのだけれど、まだ植木鉢として健在なのがいいな~☆

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私は、このカミーノで見たいものがひとつあった。巡礼スタイルとして認められているのは、徒歩、犬を連れて歩くこと、そして自転車、もうひとつは乗馬で巡礼することだった。乗馬スタイルの巡礼者以外はすべて見て来た。だけれど、乗馬姿の巡礼者はまだ見ていなかった。それが、あっけなく目の前を過ぎて行ったヘレリアスの村の出来事。

ここに滞在することになっていて、偶然にも馬場があった。宿のおかみさんにも聞かされていた。見たら、いつの間にか私も乗りたい!に変わっていた。左ひざも痛いし、明日はオセブレイロの頂上まで、馬で行くことに決定!でも、予約をしなくちゃと思い、馬場のオーナーが戻って来るのを待つことにした。

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村の散策を続けることに。

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平和な村。聞こえて来るのは、牛のカウベルの音だけ。

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道で鶏が歩いていたので、後ろをついていくと、自分の小屋(?)に入って行った。

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道路沿いにかぼちゃ畑を見つけた!写真を撮っていたら、どうぞ中に入って撮ってもいいよと言われて、ホクホクとついて行った。これはハロウィン用ですか?と聞いてみたら、豚の飼料のため。甘くないかぼちゃだそうです。これをジェスチャーと限られたスペイン語で理解した。『豚』が分からなかったら、農家のお父さんが、「ブヒブヒ」と、豚の物まねをしてくれたのでゲラゲラ笑って理解した私。

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お庭に花梨がなっていた。この花梨はどうするのだろう?スペインでは何か作るのかしら?と疑問が湧いて来たけれど、スペイン語で花梨はなんというか分からないし、質問もできなかったのが残念。言葉って大事だね。

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ここのお宅でも、クルミがたくさん!こうやって土地の人と一緒に、彼らの住んでいるスペースに入って、おしゃべりするのはこの村が初めてだった。楽しいひと時を過ごさせてもらい、宿のバルへ戻って行った。

すでに寒さが出て来て、宿のおかみさんが手押し車で薪を運んで来て、暖炉に薪をくべていた。私はその前に座って暖を取りながら、紅茶を飲んで馬場のオーナーを待っていた。7時になるところだったけれど、まだ。

7時には夕食を頼んでいたので、レストランの席に移った。外が見える席に座って、馬場のオーナーが戻って来るのが見えるように。頼んでいたミネラルウォーターが運ばれたころに、

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乗馬用のヘルメットを2,3個ぶらさげた栗毛の馬が1頭歩いて行った。これが私が乗る馬、リタだった。

普通に車道を1頭だけで馬場の方へ下っていく。急いで外に出てみたら、

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馬場のオーナーがほかの馬たちと一緒に戻って来た。

一番後ろについて来たのが、一番上の画像の白馬。いたってマイペースで1頭で道を進んでいた。そのあとを追いかけた私。ここの馬たちは聞けば、自分たちで山道を下りて馬場に戻って来れるらしい。賢い!

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馬たちを繋いで、エサを与えるオーナーと、明日の朝の予約を取り交わした。朝10時らしいから、のんびり。

途端に自分の夕食を思い出し、レストランにトンボ帰りして無事に夕食をいただいた。外を出たら、素晴らしい夕焼け空!今朝もミラクルな空だったけれど、夕方も負けず劣らず美しい。静けさの中、夜のとばりの中に入って行った。

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さて皆さん、私はブログのLINEを始めました。このブログと、もうひとつのブログの2つのLINEです。ブログにも書かないことなど、面白いこととか、役に立つことの情報も入れ込む予定です。

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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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鍋ごとサービスのスープってすごい!!

こんなに全身が白い馬って珍しいよね~。
きれいな顔をしてる!!

Re: タイトルなし

reeちゃん、私もびっくりした~!
お金を払う方としてはうれしいけれど^^
白馬ってやはりきれい。
目を引くと思う☆
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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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