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第32日目: カミーノ・TriacastelaからSamosへ。

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久しぶりのカミーノ旅行記です。トリアカステラ(Triacastela)からサリア(Sarria)までの24.6kmを歩いたときのことでした。オセブレイロを含めた山々の上り下りで、左ひざを完全に悪くしてしまい、足のひきずりはひどくなる一方でしたが、何しろ山に続く山でやっと薬局のあるトリアカステラに着くも、その日は土曜日の夕方6時近く。日本やアメリカなら、ドラッグストアがあって夜遅くまで営業しているのですが、スペインは土曜日の午後2時以降は薬局はお休みになってしまい、もちろん日曜日も休業です。なので、どうしようもない状態でした。

何人も無理を重ねて、とうとうドクターストップがかかり巡礼を断念する巡礼者を多く見て来たので、いつ私がそうなってもおかしくはなかったはず。それが、どういうわけか守らていたのだと思います。必要なときに、ちゃんと必要な処方を得ることが出来ました。でも、巡礼中に買い物した総額が一番大きかったのは、薬用(バンドエイドの丈夫なやつやサポーターを含めて)品だったのです!!!風邪は2度も引いたし、足の血豆から靴ずれ、イボみたいなもの、ひざ痛、お尻の痛みなどなど。(笑)

今でも、お尻の痛みがあるので、きっと骨がずれてしまっているのかなと。

さて、そんな痛い中、トリアカステラを出て道が二手に分かれているところへ。右は910mの小高い丘のあるAlto Riocaboのある道、そして左は距離が長いけれど、サモス(Samos)という山間の村を通って行くルートがありました。サモスは長いけれど、小高い丘を登らないということで、熟考の末、サモスルートを選んだ私。

途中まで、前々日から一緒だったスペイン人の陽気な夫婦と歩き、分岐点でお別れしました。「サモスは長いよ、膝のためには短い方(距離)がいいんじゃない?」と言われましたが、私の心はすでに決まっていて、サモスへ。それが同じ時間の巡礼者たちはみな、右のルートを選び、誰も左に行きませんでした。

私ひとりだけ、車道の脇の路肩を歩き始めました。ずっとひとりだったのに、だんだんと後ろから別の巡礼者たちが見え始めて、ちょっと安心!大きな車道で山道でも何かあれば、どうにかなると思いましたが、やはりひとりは人気のないところではやはり心細いのでした。

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車道の下は川。山の道は深々として、気が引き締まります。CAMINOのサインを見て、励まされた気になりました。巡礼者にとって、黄色の矢印も一服の清涼剤、あるいは、精神安定剤(!笑)のようです。ただし、平坦なのかと思っていたら、道のりはかなりのアップダウンがあって、膝が痛いのなんのって!(苦笑)

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空は今にも雨が降りそうな雰囲気のグレーな空。ただただ緑の豊かさ、美しさに心洗われて歩く山道。

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小川の清流を見ているだけで、心が洗われてその場に立ちつくしてずっとその流れを見ていたいというような気持になりました。

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小川を通って、小さな集落のあるお宅の庭先には、季節外れのアジサイが。あまりにもきれいだったので、パチリ。

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カミーノ脇の裏庭には石のテーブルがあって、ゼラニウムと古いチョコレートの包み紙、そしてリンゴ。絵になるなぁ~!

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この家も蔦で覆われていたので、紅葉する時期になったら、さぞかし美しいと思いました。

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集落の間は、こんな山道で、ほとんどが栗の木。

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糸杉を森の繁みの間から見下ろしたり、森林浴もたっぷりと。山の中は心洗われる場所。

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川面もクリアで水の流れる音も心地よいのです。

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この廃屋に心動かされて、写真を撮っていたら、やはり別の巡礼者も熱心に写真を。魅力のある家でした。残念ながら廃屋なんて、もったいないです。

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この廃屋のすぐそばを流れる川の美しさ☆

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だんだんと巡礼者も前後にいるようになって、歩く山道も安心感~!トンネルを抜けて、山道を歩き続けていたら、やっとサモスの修道院が見えてきました!!!なんとなく、ホっとした朝。

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ところが、ここから実際のサモスの村まで下りて行くのが、意外と時間がかかり、長く感じました。

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また別の集落を通りました。道端にこんな風に飾ってある家の壁に感動~☆

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こんなふうに石を積み重ねて作る家はさぞかし時間もかかり、長持ちするのでは?と思います。

このうちの庭を下の道路から見上げると!

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猫鉢を発見。このほかに2匹の猫ちゃんたちが塀の上を歩いていました。

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ここにもアジサイ。10月中旬なのにアジサイが。

この集落を超えたら、一気にサモス。まずは大きな修道院の裏手から。ここで写真を撮って、引き返して大きな川にかかる橋を渡りました。

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カミーノも、ガリシア地方に入ると、橋の欄干がホタテ貝のところが多かったです。いよいよ、聖地に近づいてきた気がします。

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この反対側は、大きなサモス修道院。まだ現役の修道院です。

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そして向かって左側は細長く村のメインストリートが続きます。カミーノはこちらを歩くことになります。

さて、サモスでお待ちかねの休憩タイム。トイレにも行っておかなくちゃ!と思い、メインストリートのカフェに入りました。巡礼者たちは、通りに面したテーブルでくつろいでいたので、私も。

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紅茶とサンティアゴケーキ(アーモンドケーキ)を注文しました。あまりにも大きなケーキで、こんなに食べたらどうなる?と思っていたけれど、ほとんど食べられました!(笑) このカフェに入ったときに、あるアメリカ人女性の巡礼者が近くだったので、「オラ!」と声掛けしたのに返事なし。まあ、聞こえなかったのかもと思っていたところ、彼女の隣の席になったので、またあいさつしたら無視されました。と、同時にアイルランド人の女性2人に「OOO、久しぶり~!」と声かけられた私は、彼女たちと英語で話していたら、その女性が話に加わって来て、途端に私にも親しげになったのでびっくり!

東洋人の私に話しかけても、仕方ない(=言葉が分からない)と思われていたのかもと、思いました。その彼女はお化粧をきちんとしていて、さらに濃いめの口紅を手鏡を出して塗りだしたので、こちらがビックリ。あ~、彼女はきっとサリア周辺から歩く短期間の巡礼者なのでしょう。

カミーノを最初から歩く巡礼者の女性たちは若くても年寄りでも、化粧っ気なし。重たくて化粧品はなるべく持たないか、持ってもお化粧は、カミーノを歩く日にはしない人が大多数。案外と見栄えを気にする韓国女性たちも、ほとんどしていないか、している人でもすごく薄化粧でした。だから、その女性の赤いルージュが印象的で、ハっとしました。俗世間に戻って来た気が一瞬しました。

しかし、彼女から、耳寄りな情報をいただきました。「11時半から、修道院のガイドツアーが始まるのよ」と、別の巡礼者の男性に話しかけているのを聞いたので、時計を見ると11時15分。慌ててケーキを食べられるだけ食べて、私も修道院へと急ぎました。

なんとGood Timing! こういう幸運なことってある?たまたま、良い時間にサモスに到着して、おなかも生理現象も満たしてから、サモス修道院を見学できるなんて!それも待たずに、すぐに。これを逃したら、もうアウトでした。その日の遅くならない時間にサリアに着くことが目的なので、このタイミングで修道院見学ができるなんて、最高にラッキー☆

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修道院の表玄関口で、スペイン人とカナダ人男性コンビの顔見知りの巡礼者と会って、中へ。さっそくギフトショップで見学のためのチケットとレジ脇にあったサモス修道院で作っているチョコレートをゲット。そして、ついでに大事なスタンプをクレデンシャルに押してもらいました。

このチョコレートがとっても美味しかったです☆ ここの修道院のチョコレートの方が、アストルガのチョコレートよりも断然美味しい~!!!もっと買えばよかったと思っても、後の祭りでした。

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11時半になっても、ガイドもいなければ、ツアーが始まる感じもなく。ベンチに座って待っていたら、例のアメリカ人女性が座っていて、「いつになったら始まるのかしらね?」と話しかけられて、しばしおしゃべり。どこでも、「なんであなた、ネイティブ並みに英語が流暢なの?どうして?日本人で初めて出会った!」なんて言われました。最初は私は10代の半場からアメリカで育ったこと、大学も就職もアメリカだったことを説明していたけれど、だんだんと面倒になって、「どうもありがとう!」とだけ言うようになりました!(笑)

言葉だけではそういう印象にはならないのです。しぐさもやはり、日本人のものではないので(だいぶ日本人と同化して来たと思う=私自身はそう思っているけれど、周りの日本人に言わせると、歩き方から何から日本人じゃないらしい)、さらにそういう印象になるのだと思います。

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ジレジレ待っていたら、ガイド役の女性が登場♪しました!そのときに、ギフトショップも閉まり、いよいよ修道院の中庭に続く扉が開かれました。ちゃんと鍵がかかっています。いよいよ、中へ。

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この回廊で、みな重いリュックを下して、身軽になっての見学になりました。

見学の様子と、サリア到着までのカミーノ記は、また明日に続きます。
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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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メリークリスマス!!

今日は大忙しだから取り急ぎ!!

石造りの家、風情があって好き。
そのアメリカ人の女性カミーノをとても必要としていたみたいね。
短いカミーノでもきっと良い影響があったと思う。

Re: タイトルなし

reeちゃん、そちらはまだクリスマスだね!
メリークリスマス☆
よいクリスマスを過ごしてね^^

Re: タイトルなし

かおりちゃん、その彼女に最後、サンティアゴで出会ったのだけれど、顔が生き生きしていたよ~!
やはり1週間以内でもマジックがあるのがカミーノかな。
私もたくさんマジックをかけてもらったもの。爆笑!
石造りの家、冬は寒すぎだけれど。。。=>夫の実家がまさしくこれ!
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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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