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鶏のミラクル: Santo Domingo de a Calzada

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サント・ドミンゴに泊まるのは偶然の成り行きだった。送ったリュックを手前の村のペンションにピックアップした時に、その日に泊まる同名のアルベルゲの行き方をスペイン語で教えてもらった通りに行っても、見つからなかった。2回聞きに行っても、見つからなかったので、そのままリュックを担いで、結局は5kmちょっと先のサント・ドミンゴへ。32km歩いて、気分は良かったけれど、太腿がかなり筋肉痛。すぐに出るのが私らしい。笑

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さて、予約のない私はプライベートアルベルゲは、すでに一杯とのことで、次の公営のアルベルゲへ。あまりにも大きい雰囲気に押されてパス。私は18名以上の部屋では寝たくない。落ち着かない気がする。というわけで、ウロウロ。そうしたら、カミーノから外れたカテドラルからすぐの裏道にホステル発見!行ってみたら、運良く部屋があった。ラッキー!

いつもにようにシャワーして、洗濯して街中探索。サント・ドミンゴは着いたときから、好き!と思った街。この雰囲気、いい感じ。


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通りを歩いていても、チャーミングで魅力的。

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あれれ?この時計台、登れるみたいよ?聞いてみたら、大聖堂とミュージアムと時計台のセットチケットがあるらしい。それは、別のカテドラルのチケット売り場で購入出来ると言うことだったので、それをゲットした。ペルグリーノ(巡礼者)は、クレデンシャル(巡礼手帳)を見せると、割引がある。全部で4ユーロ。

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塔の窓にも、鶏のレプリカが。この街は、鶏の奇跡で有名なところ。まずは、サント・ドミンゴの話を。彼は、巡礼者のために、巡礼道を自ら進んで整えたり、救護院を作ったり、とにかく巡礼者たちのために心血注いで、ボロをまといながら一生を奉仕に捧げた聖人だそうです。

ペルグリーノを護る聖人は何人かいるのですが、サント・ドミンゴも聖人となってからは、その一人となりました。

さて時期は中世期のこと。ドイツ人夫婦とその息子がサンティアゴ目指してカミーノを歩いていました。ある時、巡礼宿に泊まった時に、そこの宿の娘が、その若者に恋心を感じましたが、ドイツ人の若者は無関心。それに立腹した宿の娘は、若者の袋に銀器を入れて彼が盗みを働いたということを、でっち上げました。その当時、盗みは死刑でした。ですので、彼は絞首刑にされました。両親は悲嘆にくれながらも、サンティアゴまでの巡礼を続けることを守りました。さて、無事に巡礼を終えて、ドイツの家までの帰り道に、彼らの息子が絞首刑にされた村を通ると、哀れにもまだ息子は木にぶら下がったまま。駆け寄ってみると、まだ息子は生きていました。聖ドミンゴが若者の身体を支え、両親が巡礼から戻るまで息子を助けてくださっていました。

息子が、「私は生きているので助けて下さい」と街の判事の家に行って嘆願してください、と両親に頼みました。両親が判事のお屋敷に行くと、友達を招いてご馳走を食べるところでした。美味しそうな2つのローストチキンがこんがりと焼かれてテーブルの上にありました。両親の嘆願を聞いた判事が、「そんなバカなことがあるものか。それが本当だとしたら、この2羽のローストチキンが本物の鶏に変わるのと同じぐらいの奇跡だ」と言った途端に、ローストチキンの肌が変わり、毛や羽根が生え始め、判事とその友人の目前で2羽の生きた雄鶏と雌鶏に生き変わりました。

これが聖ドミンゴの奇跡として、ドイツ人の息子は無事に木から降ろされ、その時から鶏の奇跡として、サント・ドミンゴの祀られる街の大聖堂には、生きた鶏のつがいが住むことをその当時の教皇から許され、現在に至るそうです。

今、この鶏たちは順番に教会でのお役目を果たし、その番が終わると、公営のアルベルゲの庭で走り回ることが出来るらしいですよ。

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時計台をグルグルと登るのは、32km歩いた足にはシンドイ。最後には足がガクガク!

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でも、もちろん眺めは良かった〜!

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街のお菓子屋さんには鶏のチョコレートやお菓子がたくさ〜ん!

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これ、思わず買いました! パイ生地で出来たコンフィチュール(たぶんリンゴ)の入った美味しいお菓子でした☆

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次に大聖堂へ。

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大きなカテドラルの中は、どこ見ても豪華絢爛、キラキラギラギラ。美術品としては美しいと思いますが、敬けんな気持ちには残念ながらなれないのが、正直なところ。日光の東照宮を見ても、綺麗!とは思いますが、例えば、伊勢神宮の外宮を訪れた時のような背筋からゾクゾクするような印象を受けないのと同じです。これは、もちろん私の勝手な意見。

プロテスタントの動きが出て来たのも歴史的に頷けると思いました。だけれど、サント・ドミンゴのような聖人は好きです。

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私的には、このマリア様の像の方が、キラキラ派のマリア様よりも親しみが湧きます。何回も言いますが、私の好みを書いているだけですから、気にしないでね。

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だけれど、ここで2つ、興味を引くものが。ひとつは、サント・ドミンゴのお墓。この門の中にお墓があり、地下に遺体が収められているのだと思います。ここに立った時に鳥肌が全身に立ち、涙が自然に浮かびました。すごいパワーを感じて、感動した、と言った方が正しいのかも。離れがたい感じがしました。不思議。

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そして、聖ドミンゴのお墓の真向かいには、例のにわとりのつがいが。入っている小屋の周りも両側も、鶏の絵が描かれてあって、ユーモラス!可愛い感じ。かなり大きな2羽でした。

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次に教会の美術館へ。何見ても、素晴らしいものでした。特に儀式やミサで使う銀器や金の器など、精巧緻密で、大変凝った細工が施されていて、目の保養!だけれど、こんなお金が教会にあったのなら、飢饉や疫病で苦しむ人たちを救った方がいいのでは?と素朴な疑問が… いやいや、私のような異教徒が、とやかく言う筋合いはありません。

司祭や枢機卿の衣装の手の込んだ豪華な衣装と、同じく展示されていた巡礼者の持ち物や靴、頭蓋骨に帽子が乗ったままの状態の巡礼姿を見ると、あまりにも対照的で胸が痛くなりました。

でも中には、聖ドミンゴやマザーテレサみたいな人たちもいるのを忘れてはいけませんね。

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鶏の奇跡を題材にしたステンドグラス。

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とにかくたくさんの歴代の教会の調度品や飾りなどまで、いりいろと楽しく観ました。

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それから、ブラブラ歩き、楽しい時間。


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これが時計台の全貌。かなり高いのが分かるかと。

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ここで、夕ご飯。かなり、ハズレ。そういうことも、あるよね。たまには。笑

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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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非公開コメント

No title

すごくいいお話しだね~。

我が家はプロテスタントの中でも地味な(笑)バプティスト。
教会が本当に地味で地味で最初驚いちゃったほど。

なのでこうした豪華絢爛な教会には縁がないから、興味深く写真を見てるよ。

Re: No title

reeちゃん、同じカトリックでも場所によっても違うの。例えば、フランスはもっと地味。
お国柄!?
バプテストチャーチは地味なの?
でも実際、現代人は文盲の人はほとんどいないから、派手な祈りの場所はいらないんじゃないのかな???
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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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