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大きな栗の木の下で♪

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あと1週間でサンティアゴに到着予定。残り191.6km。今日は、満身創痍。だけれど、気分だけはハイ。左膝、左後部臀部、右足、それと顔が痛い。顔は自分の不注意で、ドアを開けているのにずっと3週間ぐらい会っていない巡礼者を見かけた驚きで、左側の額と上唇の上をそれぞれ打って、ちょっと切れた。これは血も出たけれど、かなり痛かった。私は生きている、って改めて思ったと、さ。笑

今は、Las Herreiriasというベルを付けた牛や道路を自由に歩き回る鶏がたくさんいるところにいる。泊まっているホステルの部屋からは、草原と牛ときれいな小川が見える。特に小川は、すぐ下を流れていて、透明な川床が見えるほど。

その代わり、何もない。だけれど、美しくゆったりとした午後の時間を過ごしている。なんて、平和で幸せな時間なんだろう。明日は最後の難関、オセブロイロ峠を登り降りる30kmのルートを歩く。

とうとう、私のカミーノもグランドフィナーレだ。

今日の記事は、今のことを。イラーゴ峠(標高1,500m)を降り、美しい村々や自然の中、車がハイスピードで行き交う道路脇を進んで来た。あまりにもの美しさに感動をひたすら覚える。ただし、きっとそれは、精神が研ぎ澄まされているからこそ感じるのだと思う。普段から、ビジュアル的に刺激を受けやすいけれど、今はそれも、さらに磨きがかかって来た。

昨日までは、ブドウ畑の多いワインカウントリーだったのに、今日はもすでにブドウはなくなり、それが羊から牛、鶏に変わって来た。そして、2〜3日前から見かける大きな栗の木!日本のとは違い自然に生えているカスターニュの木は、巨大で、栗の木が巨木になるとは思ってもみなかった。

栗拾いしているスペイン人の巡礼者たちがいたので、きっとキッチンのあるアルベルゲで栗を調理するのだなと思った。食べてみたい〜!きっと、どこかで私もスペインの栗を食べる機会があるかも。

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早朝、小さなチャペルの庭でマリア様の像を見かけた。今日も、つつがなく無事に歩けますようにと、心の中で祈る。

昔の巡礼者たちと比べたら、私たちは本当に恵まれているね〜!最新のギアにアプリまであって、至れり尽くせり。天気予報に合わせて、ガイドブックを読んで前もってその日の予定を立てられるし、荷物は送れるし、辛ければタクシーでもバスでも乗れる。ただ歩くのは一緒だから、あちこち痛くなるのは同じかもしれない。

昔は、巡礼の途中で命を落とし、その地で埋葬される巡礼者も多かったようだ。それは時が変わった現在でも残念ながら、途中で命を落としてしまう巡礼者はいる。彼らの墓碑をカミーノで見かけると、心で手を合わせるようにする。

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毎日、得るのもはたくさん。カミーノは毎日が濃い。もちろん、お腹が空けば、リンゴまで。

カミーノで得たことは、たくさんあるけれど、一番は自分をもっとよく知って、自分を受け入れ、もっと好きになったことだと思う。こんな面もあったんだとか、自分はいい奴じゃんとか、甘いけれどそれでも大丈夫とか、心から自分と対峙し、それによって自分の中で私が統合され確立されつつあること。

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天地の美しさに心震わせること。浄化され、荒療治を受け、痛く辛くても、その中に楽しさや嬉しさもたくさんあること。何でも、物事は意味を持たない。持たせるのは、あくまでも自分たちなのだ。自分の心が、「こうだから、こうなんだ」と物事に意味を持たせた時に、自分のその物事に対する感じ方が決まる。

その証拠に、強風と大雨の日、私と韓国人のミャンフンは笑いながら楽しいね!と歩いたけれど、アイリッシュのアリスは、「今日はつまらなく最低の日だった」と言っていた。昨日の私は嬉々として歩いていたけれど、今日の朝、顔をドアにぶつけてちょっとしたケガをしてからは、少し沈んだ気持ちで歩いていた。

気は、持ちよう。

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鉄の十字架の十字架の部分が小さいことに意外な感じを受けたり、みんなが世界中から持ち寄った石の山に乗っている時に、その祈りの気持ちや願いに触れた気がしたり。ちなみに私はペルドン峠で拾った石を置いて来ました。笑

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秋の景色に惚れ惚れ!

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カミーノの聖人に全ての巡礼者の無事を願う。


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こうやって、矢印があるのは心強い。カミーノでは、これに守られている。だけれど、実生活に戻ったら、自分の道は自分で責任を持って、自分のコンパスと自分自身を信じて進む他ない。自分を信じることって、ある意味で信仰だね。笑


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どんな天気の日でも、必ず希望はある。それは、人の人生でも同じ。

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*** 実はこれを書いたのは一昨日のこと。昨日は、精魂尽き果てて、そのままに。膝と臀部が痛くて、昨日は最後は自分を励まして、一歩ずつ。やっと夕方着いて、そのままシャワーもせずに教会のミサへ。そこで、日系ブラジル人のサナエさんとシュリさんに再会出来た。また引き寄せられたみたいで、サナエさんが、私に会いたいね!と言っていた矢先に私が教会にいたらしい。笑 滅多にミサに参加しないのに、昨日は無事に到着出来たので行ってみました。今日は雨でこの身体の状態で、また小さな山越えがあり、どうしようかと悩み中。6kmちょっと余計にもう少し平坦なところを行くか、それとも距離は短く山越えか。ここが正念場かも。でも、前に進むよ、今日も。

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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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No title

ぶどう?秋の景色に惚れ惚れの写真。
絵画かと思ったーー💕

No title

お疲れで、痛い所もあるのにお顔はハツラツとしておられますね。後マラソン5回弱ですね。でもすごい距離です。痛い所をケアーして続けて下さいね。応援してます。大きな栗の木ですね。叔母が茨城出身で小沢栗園の栗を毎年送ってくれますが、今年は天候不順で小さいらしいです。送って来た栗の箱を見てぱにぽぽちゃんの無事を祈っておりました。応援してます。

No title

初めまして。Panipopoさんのケーキと、益々盛んな向上心、行動力そしてポジティヴ志向に魅せられている一読者です。スペイン巡礼の旅、毎日興味深くそして楽しく拝見しています。
旅も終盤に入りお疲れも如何ほどかとお察ししますが、yohkoさんもコメントなさっているように、ここで拝見するお顔は生気に溢れ、キラキラと輝いて、幸福感がこちらにも伝わってきます。残りの道中もどうぞお気おつけて。
Buen Camino!!!

因みに。。。京都とマドリッドを拠点に作曲及び演奏活動をしていらっしゃるピアニストの川上ミネさんが巡礼路に想いを寄せて"Santiago de Compostela"というタイトルの曲を作曲なさっていますね。とても美しく清らかな曲で、心身共に癒されます。


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Re: No title

cooちゃん、そうブドウ!
きれいだよね、感動しまくりだった。
景色が毎日変わって素晴らしい〜!

Re: No title

yohkoさん、もうすぐ終わりです。
あと3日ですが、3日目には午前中に到着してミサに参加して終わりです。
応援ありがとうございます。
自分の本質は変わらないと思いますが、ちょっともっと自分らしくなったと思います。

小澤さんのくり、今年は小さいのですね。
帰ったら、ご挨拶に伺わないと。
どうもありがとうございます!

Re: No title

Aprilさん、そう言っていただいて、ありがたいです。
いろいろと経験して充実した毎日です。
あと3日なのですが、フィニステラの西の果てまで巡礼します。

川上ミネさんですね。
ググってみます。
ダウンロードして聴いてみますね。
教えてくださって、ありがとうございます〜!

Re: レシピブログアワードの件で

鍵コメHさん、メールしました!

Re: レシピブログアワードの件で

鍵コメさん、メールしました!
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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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