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ムシアの日の出とフィステラの夕日。

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今朝、書いていた記事を指で弾いて一瞬のうちに消してしまった!PCでないので、難しい。昨日のことが、もうすでにひと昔のように感じるのは、それだけ毎日が濃いのかもしれない。いや、そう!さて、昨日は強風だったけれど、その前日と違い、晴れたので嬉しかった。日の出は朝9時ごろと遅いのは、ここがスペインのいや、ヨーロッパ大陸の最西端であるせいかもしれない。最西端はフィステラ(Fisterre)の灯台の立つ場所が、それなのですが。

ムシア(Muxia)に2泊するつもりだったのに、土曜日のフライトが取れずに金曜日になったせいで、ムシアは泣く泣く1泊だけ。義母のところに4泊ぐらいしないと、いくらダメ嫁でもアカンと思い、ボルドーに月曜日の夕方着という案は諦めた。

一昨日はムシアまで32km歩いたから、到着は4時ごろ+強風+雨のため、観光も無理で一昨日は風邪を引いていたし、大人しく。

昨日の朝、8時半過ぎに岬の教会と見晴し台へ行ってみた。日が昇る前のかすかな明るさを頼りに海沿いの道を歩いた。風が強い。見晴し台の途中に差しかかったら、すでに太陽は昇り始めていた。

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ムシアの地でキリスト教布教に難儀を極めていた聖ヤコブを励ますために、聖母マリアが、舟に乗って現れた場所に教会を建てたと言われる。この教会は、2013年のクリスマスイブの夜に落雷による火事で内部消失してしまったらしい。今は、また新しく再現されたが、ミサや特別な日にしか入堂出来ないようになっていた。金網から中を見て、iPhone でも中の写真を撮ってみた。

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今はさらりと。カミーノの記事が第17日目で滞っているのですが、後から書く予定です。それにパンプローナとブルゴスの街の様子も。この地のことも。

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見晴し台からの眺め。朝日で可愛いムシアの街がオレンジ色に染まって。左側が表側の街並みとポート。右側にフィステラに行くカミーノが続いている。私はこれを誤解していて、後から、街を一周してしまったのだけれど。

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この見晴し台は、岬の丘の一番高いところにあり、そこには石の十字架が立っていた。ロザリオや巡礼者の杖があった。強風のなか、立っているのが難しい。ここに、ただひとり。しばし瞑想に耽って、美しい景色を楽しんだ。ここまで歩いて来たのが信じられない。素晴らしい気のある場所で去りがたく時間が許すまで佇んでいた。

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ここに来るときに場所を地元の人に聞いたら、「ここをまっすぐ北に行けばいいんだよ」と言っていたけれど、本当に岬は北にあった。フィニステラはムシアから見たら南だから、今日は向こうに見える山の後ろ側にあるのだなと思った。ということは、また登るのねぇ〜!いや、実は下るのが膝が痛いから苦手。

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今度は違う道を歩いた。サンタ・マリア教会の墓地の壁。朝日を浴びたシルエットがきれい。

この下で出会った地元のおじいちゃんと目が合ったので、挨拶したら、ご機嫌な楽しいおじいちゃんで、1歳児のスペイン語の単語にちょっと英語を混ぜて話した。最後に「君は荷物が軽過ぎじゃないの?」と聞かれたので、「アルベルゲにあります」と答えておいた。(笑) ウソではなく、ホント。「ブエンカミーノ!」と言われて、最後にハイタッチでお別れ。すごく楽しい気分になった。今日は歩く最後の日。フィステラに向かう。そう言えば、カミーノの始め、一番最初のブルゲットから次の村に向かう途中の朝、やはり地元のおじいちゃんから呼び止められて話しかけられたっけ。あの時は、スペイン語が全然分からず、残念ながら話しかけられている内容がわからなかった。今回は分かるようになったのだから、進歩!あのおじいちゃんには、頬っぺたにキスされた。きっと、あれはカミーノを無事に歩けるようにという祝福だったのだろう。

カミーノの最初と最後の朝にこうやって、地元のおじいちゃんに祝福されるなんて不思議。同時にこの偶然に心が温かくなった。

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朝、8時半ごろには、バルが開いていなかったけれど、歩き始めると開いていた。ここは、一昨日、ムシアに着いた時に、アルベルゲの場所を聞いたところ。街の入り口にある。ここで、3.7ユーロで、温かい飲み物と、搾りたてのオレンジジュース、出来立てのような温かくサクサクしたチュリオ、トーストに選べるフルーツ付き。これは安いっ〜!巡礼者向き。チュリオが、美味しかった〜!

お腹が満たされて出発するも、フィニステラなんて、どこにもない。土地の人に聞いたら、手前の丘を登った向こう側にカミーノがあるらしい。昨日、巡礼仲間に街の入り口にあると聞いていたのだけれど、実は入り口+出口は2ヶ所あった。丘を越えて歩いていたら、道行く人、はたまた、家の2階から、わざわざ窓を開けて「違うよ、カミーノは反対側!」と親切に教えてくれる地元の人たち。だけれど、私はフィステラに向かっている。「フィステラは?」はと聞くと、身振り手振りで教えてくれるので、じつにありがたいものです。ムシアの街を一周して、やっと反対側の出口にフィステラのサインを見つけて出発。

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ほとんどの巡礼者はフィステラを先に、そしてムシアに向かう。私は少数派のムシアが最初派。フィステラは、『地の果て』。だから、私にとって最後に訪れる場所だと思っている。昔の巡礼者はフィステラの海で身を清めてから、ヨーロッパ大陸最西端のフィステラの灯台の先の崖に立ち、そこで古い自分を捨て、新しい自分に生まれ変わると信じて来た。

これを書いて、この何日か、実際に起こった事件を考えている。西は黄泉の国と考えるのは、東西一緒で、フィステラにも同じような意味を持つ。そして新しい自分に生まれ変わる場所。それを実際にしてしまったスペイン人巡礼者がいたらしく、今、フィステラの灯台は捜索隊や警察官でいっぱい。

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モホン(道標)のシンボル、帆立貝の向きがムシアーフィステラ間では、逆さま。面白い!

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緑の丘が次々と。最後の最後まで、アップアンドダウンばっかり。カミーノ・デ・フィニステラは短いけれど、脚に堪える!

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出た時間が遅かったせいか、フィステラへ歩く巡礼者はだれもいなかった。皆、バスで行くとか、途中の村までにする、とか言っていたしなと、思う。途中からムシアに向かう巡礼者たちに会って、ホっとする。山中で何かあったら困るから、やはり同じ巡礼者がいるのはありがたい。

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途中、家が2軒だけある場所があって、そこに立つモホン(道標)の脇にラブラドールの親子が眠っていた。可愛いので写真に撮ろうと思ったら、ママ犬の方が起きて私にスリスリ。子犬の方は、用心深くママ犬の後ろ足から私を見定めてから、近寄ってきた。超かわいくて、ここで時間を費やした。アカンわな。

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こんな気持ちの良いところを通り、道行く人々に「ブエンカミーノ!」と声かけしてもらい、つくづく、巡礼者を大事にしてくれる地元のスペイン人の温かさを感じる。

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フィステラに近くなった時に、親子の犬家族を連れた女性に会った。パパ犬、ママ犬、そして子犬。これまた、犬家族のほほえましい様子を見られて、ほのぼの〜♡

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何かいます。何でしょう?


フィステラへ向かう時に前歩くスペイン人巡礼者に付いて行き、最後は彼も見失って、迷子に。どこにもモホンがない。黄色の矢印はすべて、どこかのアルベルゲ用。もうすでに夕方の5時過ぎ。強風で立っていられないほど。誰も周りにはいなく、家々も人の気配がない。仕方なく、泊まる予定のホテルに電話したら、もうすでにフィステラの街らしい。それも裏側!強風で、話も出来ないので電話を切り、そのまま検討をつけて、通りを降りて行った。そこで見かけた女性に尋ねたら、「砂浜に降りて、ずっと左側にまっすぐに歩いて行ったらあるわよ」と教えてもらった。

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やっと道路から、ビーチに降りる道を探して、教えられた通りに歩いた。ものすごい砂嵐。風邪で鼻呼吸の私は、口の中がジャリジャリ!でも、美しいビーチに癒された。だけれど、歩いても歩いてもホテルなんてない。途中、男性を見かけたので、聞いてみると、親切にもGPSで確かめてくれて、延々と続く長いビーチが岩場に変わる手前の建物の奥がホテルのようだと、教えてくれた。

やっと見つけて到着したのが5時40分過ぎ。よかった〜!その日に灯台の日没を見たくて相談したら、6.5km先。ホテルの自転車を借りて行くことに。シャワーして、念のためにソックスをバックパックに詰めて、素足にTevaのトレッキングサンダルで出発。外は強風で寒かった!フィステラの中心地まで3km。さらに灯台へと上り道。900km以上歩いた太腿に自転車の上りは、相当キツイ。その日はすでにホテルまでの32kmを歩いているから、なおさら。ところが、灯台までの道は車道が狭く押して歩けないので、必死で向かい風に向かってこいだ。あんなに苦しい自転車乗りはめったにないかも。(笑)

途中、パトカーが何台もすれ違うので、パトロール中なのかな?と思っていた。やっと着いた〜!涙が出そうになった。(爆笑)

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ああ、0.00kmのモホンを見た時には、これで満願無事に感謝!これで、カミーノは終了。ゼロなんだもの。灯台が開いていた。ここで最後のスタンプをもらえるけれど、開いていることをそうていしていなかったので、また明日来ようと思った。

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みんなの座っている西の崖へ。

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強風なのに、そんな先だと下手すると下に真っ逆さまでしょと思っていたら、後から戻って来た巡礼者。きっとひとりの瞑想時間。

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みんな、ひっそりと息を詰めて、日没を待っている。

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日が沈んだ時には自然と拍手が沸き起こった。みんなの思いは一緒。

この後、私は自分の事件があり、ホテルのみんなの笑い話になったのですが、その話はいつか。人の温かさも知りましたよ♡
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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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No title

おめでと~~!!
本当におめでとう!!
0.00kmって見た時、私まで涙が出そうになっちゃった。
他人事だけど、よくがんばったなぁ~って感動してるよ。
大変な事も嬉しい事もひっくるめて、人生の肥やしになったね!!

Re: No title

reeちゃん、ありがとう〜!
なんだか、気が抜けちゃった。
燃え尽きたかも。苦笑
さて今度は、帰国してやらなければならないことにアタック!笑
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minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




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