スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第18日目: Rabe de las CarzadasからCastrojerizまで。

castrojeriz.jpg

さて、第18日目のカミーノ巡礼は、ブルゴス~レオン間の案外と平坦な道のりの一部でした。なので、この区間は、巡礼者の中でも、バスやタクシー、あるいはレンタサイクルでサクサクと通り過ぎてしまう人たちが多いらしいです。だけれど、もったいない!と思います。なぜなら、確かに大きな街に近づくと、あまりきれいではないのですが、フラットならフラットならでの楽しみもあれば、非常に美しいところもあります。

castrojeriz2.jpg

フラットと言っても、多少の高低差はあります。もちろんね!そして、案外と平坦な道の方が、足にダメージが来やすい。豆ができやすいのです!!!不思議だけれど、この区間で足のトラブルが増えたという巡礼者が意外といました。私も、右足指が痛かった~!理由は、この砂利道。スリップしたり、凸凹としていて、歩きにくく、圧力が均等にかからないため、足に余計な力が入って、足指やかかとに支障が出やすいみたいです。

castrojeriz3.jpg

でも、こんな牧歌的な景色を朝から見ていたら、幻想の世界へ。深い瞑想の世界へ没入です。素晴らしい平和と、頭の中にはベータだか、シータなのかデルタ波なのか分かりませんが、脳をリラックスさせる作用が出て来て、気持ちよ~い世界へと誘います。出て来る言葉は、ただ「ありがとう」だけ。歩きながら感動して、感謝の言葉を言いながら、深い幸福感に包まれていました。だから、この区間をスキップしてしまうのは、巡礼するであれば、もったいな~い!

castrojeriz4.jpg

確かにこんな風に延々とどこまで砂利道が続くのか分からないと、「トイレはどこ?」とか、足指が痛いとかの文句が心の奥底から湧いてくることもあるけれど、あの痛みをガマンしながら念仏のように感謝の言葉を唱えたり、口角を上げて笑顔を作りながら歩いていると、不思議と痛いのもマヒして来るのです。痛いという観念はあるのだけれど、『どんなに痛くても、歩く=嫌なことがあっても、必要とすることをやり遂げる=>その後に達成感とやってよかったという、また感謝の気持ちが湧いてくる』という図式が自然とインプットされました。今もその体験学習は私の心の中で生きていて、 (心や体の、強いては気持ち的な)痛みや辛さがあっても、『行動』することによって、幸福感や達成感は、いくらでも生まれて来るものなのだということを悟りました。つまり自分の気持ちに負けるな!ということだと思います。

だから、カミーノ巡礼をしてよかった!!!超おすすめです!もちろん、カミーノでの体験や学びは人それぞれ。楽しく終わってしまう人もいれば、単に辛かったという人もいるのかもしれません。それに、そういう学びや悟りを望んでいなければ、カミーノはそういう体験をその人には与えないと思います。つまり、引き寄せ的に必要なものが、その人の望むようにもたらされるという感じです。

時々、朝早く、こんなふうに人気のあまりないところを歩くと、本当に何か崇高な異次元の世界に突入しそうでした。五感で歩く、そういった感じです。皮膚も一緒に歩いているのです。それは風や冷たい空気に皮膚が触れることによって、足裏と一緒に『歩く』体験をするというような。聴覚も然り、視覚も、嗅覚も味覚もです。味覚は、笑!木になったりんご、いちじく、ブラックベリー、ぶどうなどなど。自然の味わい。鳥の声、小川のせせらぎ、風の音、雨の音、煙の匂い、乾いた大地の匂い、木々の香り、花々などなど。視覚は、ありのままにいろいろなものが迫って来ます。触覚も。生えている草木を触ったり、皮膚を伝わる雨水、ツ~ンと冷たく感じる冷気など、太陽のジリジリと迫る熱さとか、こちらもさまざま。これら五感を頼りに歩き、さらに自分の六感が加わり、歩いているうちに、いろんなことを悟ります、ごく自然に。そういう世界でした。もちろん、最初の7~10日ぐらいは、そんなことはなく、あちこち痛い、おなかすいた、疲れた、トイレはどこ?とか、今日はあと何キロ歩くんだろう?とか、目先のことでいっぱいだったので、そんな素晴らしい体験をすることはあんまりなかったかもしれません。でも、それはそれなりに貴重な経験でした。その期間がなかったら、それから来た素晴らしい学びの期間が分からなかったと思います。

私を含めて、多くの人が辛さや、それに伴う目先の感情に翻弄されて、この最初の辛い試験時期に物事を止めてしまうから、いろいろな引き寄せや成功方法のHow to本がベストセラーになるのでしょう。一番大切なのは、辛くてもどんなにスローでもいいので行動し続けること。たとえ、一歩でも。1度目の風邪のときは、1日4kmでダウンでした。それが2度目の風邪のときの方がひどかったのにもかかわらず、33kmとか30キロ台の距離を三日続けて歩き通せたのだから、最初の風邪のときの学びが生きたのだと思います。

カミーノを歩く多くの巡礼者が、何度もカミーノを歩いたり、最後には、止めたくない、まだ歩きたいと思うのは、そう言った自分なりの学びが多少得られるからだと思います。そういう経験はやはりプライスレス~☆

あれれ?また前置きが長くなっちゃいましたが、本題へ。

castrojeriz5.jpg

この日は、28.1km歩いた。ブルゴスからレオンの2大都市の間を行くメセタは乾燥していて、平坦な道が延々と続く。

だから、小さな村に入る度に、こんなおうちやバルを見かけると、なんとなくホっとした自分がいた。午前中はだいたい1度はバルに入って、生オレンジジュースか、Cola Cao(甘いココア風味のパウダーを温かい牛乳に入れる飲み物。タンパク質とカルシウムのために。笑)を注文する。たまにカフェ・コンラッチェ(カフェ・オ・レ)。そして、必ずトイレと、クレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプをもらう。

castrojeriz6.jpg

誰かの家の脇に、こんな巡礼者たちのための休憩場所があった。自分のうち(おそらく納屋の部分)の壁にこんなグラフティが描かれていて、石のベンチがあり、テーブルも。どちらも手作りで味があった。特にこのテーブル、壊れたタイルがモザイク状にはめ込まれていて、シャレてる~!グラフティも昔のペルグリーノ(巡礼者)で、モホン(道標)とサントドミンゴのにわとりまで。しだれ柳のカーテンが気持ちよさげでした。こんなところで休みたいけれど、その日は28kmなので、そそくさと歩く。

今、思い返しても、もう少しゆっくりと日数を取って歩いても、よかったんじゃないかと思う。だって、スルーしてしまった所は数知れず。きっと美しい所、楽しい発見があるところ、感動することなどなど、たくさんあったに違いない。

castrojeriz7.jpg

ラベ・デ・ラス・カルサダスから18km歩いたころに、Hontanas(オンタナス)に到着♪丘を下ったところにありました。村の入り口に何か遺跡があった。ここで、日系ブラジル人のサナエさんと、シュリちゃんにバッタリ。サナエさんは、一昔の美しい日本人女優さんみたいに非常に整った顔立ちで、すぐに日本人だと分かる。私よりも、ず~っと日本人顔。素顔でも人目を引く美しさ。

castrojeriz8.jpg

これは何?

この近くにあったアルベルゲ(巡礼宿)のバルで生オレンジジュースを頼んだ。前後して一緒に歩いていたアイルランド人のマイクも入って来て、ブレイクタイム。彼はトレッキングブーツとソックスを脱いで、他の巡礼者同様、足を休ませていた。彼が、「レストランやカフェで一体、こんなふうに靴やソックスを脱いで寛げるのはカミーノしかないね!」と言うので、吹き出した!確かに。誰も、文句を言わないし、これが当たり前と思っている。マイクは、足裏が痛いらしく、作物を刈り取った後の畑を好んで歩いていた。

メセタは昼間、暑かった。木陰があまりないので、ごくたまに木立を見つけると、とっても嬉しい。

castrojeriz9.jpg

暑いし、乾燥しているし、とにかく水が飲みたい。だけれど、水分を多量摂取するとトイレに行きたくなるから、いけないと分かっていても歩いている間は水をあまり飲まなかった。自然トイレもあるけれど、女子はやはり難しい。みんなしてたけれど、場所探しだけで四苦八苦。特にメセタは木陰も藪も、ほとんどないから大変~!(笑) 特にイレインから、ある若い女の子の話を聞いてから、自然トイレだけは気を付けようと思っていた。

アルベルゲで同室だった、その女の子は自然トイレで、何かイラクサみたいなものに手から、太ももあたりまで刺されてその翌日、全身にアレルギーが出て赤く皮膚がただれて痛く、「もう、うちに帰りたい」と泣いていたらしい。朝の出発のあわただしさの中、苦痛で泣くその女の子は後に残ったらしいけれど、そういうことで帰国することだけは避けようと思うから、なおさら。十分に飲めない。最初の頃は、暑くてめまいがしたけれど、気合で乗り越えた。良い子の皆さんは、きちんと水分だけは摂りましょう!(笑)だから、歩き終わった後は、いくらでも体が欲しがる以上に水分を補った。

castrojeriz10.jpg

ここから、5kmちょっとでサン・アントンヘ。ここはなんと修道院跡。

castrojeriz11.jpg

道路はこの修道院のアーチの下をくぐって行くようになっている。すごく大きな修道院だったことが想像できた。

castrojeriz12.jpg

後ろ側から見たところ。さぞかし、壮大な修道院だったに違いない。

castrojeriz13.jpg

左上から見える光線がすごくない!?光の関係で、下まで。

サン・アントンを過ぎてしばらくしたら、街が見えて来た。というか、大きな教会(今は、ミュージアム)と、小山にそびえ立つお城。今日はここに泊まるのだ。

castrojeriz14.jpg

こんな風景に出会うとワクワクするね~☆

castrojeriz15.jpg

街の入り口には、やはり十字架。

castrojeriz16.jpg

入り口から。ここにも巡礼者がたくさん。

castrojeriz17.jpg

絵画中心の祭壇。

castrojeriz18.jpg

天井もすごい!PCも洗練された最新機器もなく、こんな幾何学模様を天井に作り上げてしまうなんて、神業みたい。

castrojeriz19.jpg

ちゃんと左の祭壇の上には、ホタテガイまで。

castrojeriz20.jpg

このバラ窓には注釈が書いてあるパネルがあった。たくさん歩く日は、なかなか長く見学出来ないのが残念。教会も2時ごろ、シエスタのためにいったん、閉まってしまう。なので、いつも時間を気にしながら、歩く。見学したい場所があれば予め、歩く行程をガイドブックで読んで決めてから時間配分を考えて歩く。これも、たくさん見たいものを、最初の頃、見られなかった経験から。何か興味を持ったら、なるべく行ってみる。だって、またその場所に戻れないかもしれないからね。少なくても、すぐには戻れない。人間は、いつ病気、怪我、あるいは死が待っているのか分からない。それに、その場所や物が、自然災害や人災などで、なくなってしまう可能性もあるから。後から、なんて思っても、そのチャンスはないかもしれない。だから、ちょっと無理してでも興味があることは、今すぐに☆

スポンサーサイト

テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

鍵米コメらあさん、逃げないで頑張りましょう~!
私もひとつ行動を起こして、あとはどうなるか見守っているところです。
縁があれば、動くだろうし、そうでない場合はもっといいものが待っているのだと思います^^

ひとつ大切なことは、『辛い』と思ったら『辛い』ことしか周りに集まりませんよ。
私の経験から。それにいろんな人も言ってますよね。
それよりも、勇気を出してひとつ前進した自分を褒めてあげて、さらに行動できたことに感謝してくださいね。
感謝の気持ちはさらに『感謝する出来事やもの』を連れて来ます!

そして、いつも口角を上げていることです☆
誰もいないところで声を出して笑ってみるとか^^無理やりでもいいので、100回もやっていれば、次第にハッピーな気持ちになって来ます。試してみてください。

トニー・ロビンズも斎藤一人さんも言っています。
感情はすぐに変えられる、と。
『辛い』という感情はいくらでも、違うものに変えられるのです。
それは、言葉、行動などで。
言葉(感謝の気持ちや、『OOOだから、うれしい』とか)を何度も言って、実際にそうなるように行動(口角を上げて笑ってみるとか、『辛い』と思っても、何かポジティブなことをするとか)をして、あとは『辛い』自分を受け入れてあげてください。

「辛くてもいいんだよ」って。
だけれど、「辛くないほうがいいよね。辛いのは一体、何?」と聞いてみてください。
それが分かったら、それを受け入れてあげてください。「そうか、そうだったんだね。大変だったね。頑張ってくれて、ありがとう」と。
それから、「じゃ、辛さはそこにいてもいいけれど、どちらかと言うとどこに行っても私には差し支えないから、手放そう!」と言って、手放してください。そう決心して言うと、手放せると思います。

手放したら、あとは戻らないことです。
そう決心したのですから。
だから、口角を上げ続ける!
無理やりでも笑っていると、『辛い』ことはどこかに消えます。
笑う門には福来るという、日本のことわざは本当です。

でも私が何を言っても机上の論議です。
決心するのは、らあさんです。
2~3か月前から『辛い』らあさんは、今も辛いのは当たり前です。
自分で辛いことを招いているのですから。
それって、自分自身に対して失礼だと思いませんか?
らあさんは、意味があって大切な人なんです。
大切な人をないがしろにすることは、いけないことだと思いませんか?
だから、あなた自身が、『辛い』ことは手放そうと決心して行動したときが一歩です。
その一歩がなければ、次の一歩もありません。ちょっと我慢して足を前に出しているうちに良いリズムが出来上がって、軌道に乗ります。最初は到底無理!と思えるような距離や内容でも、少しずつ休まずに一歩前進しているうちに変わってきます。
これは、約束します☆

では、成功をお祈りします!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

鍵コメらあさん、それはありますよね♡
間違ったかも、と思う気持ち。
でも、第3者の立場から見て客観的に考察後、よく考えて行動したのなら、間違えてはいないと思います。
結果が出るのが遅い場合がありますよね。
そういう時に、私もよくそう思います^m^

それでいいと思います。
だって、待つのも忍耐力と信じる力をつけることができるし、万が一、結果が出なくてもそれはそれでOK!
なぜなら、それは自分にとってふさわしくないことだから、結果が出なかったと思うからです。
そう思えないことも多々ありますが!それに、物事のシリアスさにもよりますね。

頑張った自分を褒めてあげてください。
きっと、らあさんはご自身に厳しいのだと思います。
頑張り屋さんで、真面目なのだと思います。
笑って行きましょ~!どんなに辛くても。それがキーだと信じています。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

鍵コメらあさん、応援しています!
肩の力を抜いて、リラックスできることしてください~♡
楽しいこともしてくださいね☆ これは私からのお願いです。m(_ _)m
sidetitleプロフィールsidetitle

minou

Author:minou
マレーシアのスバンジャヤで、ミーシャとカリッシと夫と生活中。 
好きなものは、美味しいもの、旅行、美しいものを見て写真を撮ること、瞑想、ヨガ、絵を描くこと、まったり独り時間。
楽しく愉快な毎日を過ごしています♡




sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleフリーエリアsidetitle
名作ゲームソフト
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。